システム開発は長いものでは数年かけて作成することもあるプロジェクトです。多くのプロジェクトでは数十人から数百人規模でプログラムが行なわれています。そのほとんどは仕様書に準じてコーディングをもくもくと行っていますが、中にはハッカー級のプログラマが仕様書よりもよいパフォーマンスを出せるように処理系をいじってしまうことがあるようです。多くの場合は良い方向に行くのですが、システムによっては突出した機能は他の機能の妨げになってしまうことがあり、プログラマとしての能力が高くても仕様書を厳守することが大事です。
また、逆に能力が低すぎても不具合の温床となる危険性があるので注意されます。システム開発ではコーディング力が一定であることが求められます。仕様書至上主義が徹底される必要があります。モジュールなどは個人差が出やすいのですが、一定のレベルを保てるようにすることで連結テストもスムーズい行くことが多いですし、なにより保守性が格段に良くなります。
プログラマの能力が高過ぎると一般の人が読めない構文が出てくることが多いので問題となることが多いです。そのため、プロジェクトによってはコーディングに入る前にプログラマを中心としてコーディング規約、テスト規約についてしっかりと学んでもらうことがあります。保守性を大事にし、一定レベルのコーディング成果物のために試行錯誤しながらさまざまな努力が行われ、成果をあげてきています