システム開発は一人だけで行うことは稀で、しばしばチームで作業を進めていくことになります。作業場を共有して開発ができればいいのですが、それが必ずしも実現できるわけではありません。メンバーの誰かが遠方在住だったり、所用のために海外で開発しなければならない場合もあります。開発者が同じ場所に集まっていることがベストですが、メンバーの誰かが作業場に足を運べなくてもシステム開発を円滑にさせるツールを活用することが望ましいです。
システム開発の進捗管理ツールは、ソースファイルのやり取りを行うことができます。各メンバーに割り振られた作業内容の進捗率を確認できるので、開発者が同じ場所に集まることができなくても問題がなくなります。数多くのツールが公開されているものの、基本となる利用方法は似通っていることが多いです。プロジェクト単位でアカウントを作成し、その中にメンバーの情報を登録します。
そして、ソースファイルの格納場所となるスペースを定義すれば、おおまかな設定は完了したと言えます。データのやり取りはインターネット経由で行われるので、スタンドアロンPCしか使えない場合以外はシステム開発が滞ることはありません。アップロードされたソースファイルの内容は、過去のものと差分チェックすることも可能です。そのデータを元に、メンバー全員がチャットなどのコミュニケーションツールを用いながら、システム開発の方向性などについて検討しやすくなります。