システムはプログラムが終わったら即稼働と言うわけには行きません。必ず、テストが行われます。テストは大きく分けて4つ行なわれます。そのうち、もっとも手間がかかると言われているのが結合テストです。

結合テストではプログラマから提出されたプログラム同士を連結させて機能別にチェックします。プログラム単体はプログラマによって単体テストが行われているので仕様書が問題なければ結合テストでも問題とならないケースが多いのですが、実際には結合テストまできて仕様書の不備が見つかるということも珍しくないようです。結合テストで問題となるのはデータの入出力です。仕様書では想定していなかったデータが必要になったり、モジュール間でのデータ入出力に齟齬があったりとプログラム単体では分からないことが発生しやすいようです。

この場合、現場で治すということはなく、システム全体を見なおして仕様書の変更を行なうことが多いです。また、プログラムの修正をする場合にはシステムへの負担が少ない範囲で行い、影響の範囲が広い場合にはさらにプログラムを分割して開発を分ける処理もよく行なわれます。結合テストは多くの場合自動化されているのですが、使用上の不具合を見つけるためにあえて自動化をしない場合も少なくないようです。また、ソースコードも同時に提出されますのでソースコードの書き方などもここでチェックする場合もあり、保守に問題が発生する場合には書き直しの処置もあるようです

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